「京都の寺社505を歩く」 槇野修, 山折哲雄 著

◇京都を訪れています。

 

◇幾つもの時代が重層しているこの古都を楽しむためには、豊富な歴史的知識か、優れたガイドが必要になります。今回私が頼ったのがこの本。Kindle版が出ているのが嬉しいですね。

 

◇ガイドブックがなければ決して立ち寄らなかったであろうお寺にも足を伸ばす気になります。そういった寺社は、観光客がほとんどいないので、ゆっくりとその佇まいを味わうことができます。いわゆる観光名所も、見どころや建造の歴史などが解説されていて、列を待つ間に知識を入れることができて重宝します。

 

 

バンコク出張で見た景色

◇バンコクに出張してきました。タイを訪れるのはこれで4回目です。気持ちの上で「慣れ」があったためでしょうか、公共交通機関をしっかり調べず、タクシーに依存しすぎて失敗しました。英語が通じず土地勘のない運転手だとどうにもならないということ、また、雨が降った後の交通渋滞は本当にひどいということを今回は痛感しました。1)トゥクトゥクを利用する、2)電車を利用する、3)Simフリーの携帯電話を購入する、この3点が反省点です。

◇ローミングサービスは、使い慣れている携帯がそのまま利用できるという点では便利ですが、やはり高いですから、Simフリーの携帯を持っておくべきでしょうね。携帯が安いバンコクで今回買わないでしまったことは少し後悔しています。

◇逆に楽しかったことは、「食」です。例えば、とある屋台のこのカレー・・・。

日本円で150円くらいです。このカレーはいわゆるタイカレーとは違うのですが、私がシンガポールに住んでいたころによく食べていたインドネシア風カレーに味がそっくりで、涙が出るほどうれしかったです。日本にあるアジアンフードのお店でこういったメニュー出してくれるところがあれば、本当にうれしいのですが・・・。どなたか知っていたらぜひコメントをください。

 

◇現地で暮らしている友人にも会ってきました。プール、ジム付きの部屋で悠悠自適だそうです。日本食でないと耐えられないという人は、食費がかさむでしょうが、タイの屋台最高!と思える人であれば、安い費用でそれなりに楽しく生活できそうです。少なくとも私は心を動かされました。10年後にはリタイアしたいなあと。

◇そんな彼との豪華なディナーがこちら。

この後の追加注文までは写真には撮っていませんが、二人でたらふく食べて、金額はたぶん800円くらいだったのではないでしょうか(あまりに安くて覚えていません)。現地でお世話になる友人の分は、当然私が払ったのですが、彼のセリフは「散財させて済みません」でした。

 

 

 

ボストンで見た景色‐2

◇ボストンでは、ハーバード大学とMITのキャンパスを見学してきました。それぞれの大学は地下鉄でわずか2駅の距離です。それぞれの学生がどれほど交流しているのかはわかりませんが、今回の滞在中に、Edxプロジェクトが発表されたことについても、さもありなんという感じがします。

◇ボストンは、町全体が落ち着いていて、やはりニューヨークと比べて学ぶのには適した環境です。ハーバードの生協の中にある本屋は、カフェもあり、歩き疲れた体を休めるのに最高でした。クラムチャウダーがお勧めです。

ボストンで見た景色‐1

◇アムトラックに乗って、ニューヨークから一路ボストンへ向かうことにしました。当初飛行機が速くていいかなと思っていたのですが、前もって予約しておかないと直行便がうまく取れないことがわかりました。アムトラックはその点よいです。朝6時20分に出て、10時過ぎにボストンに到着します。そうは言っても片道4時間近くかかるので、直前まで行こうかどうしようか迷ったのですが、よいアイデアを思いつきました。

◇それは、「溜まっているメールの業務を徹夜で片付けて、行きの電車で寝てしまう」という手です。実際には4時間も寝れませんでしたが、メールの業務は片付き、帰りの電車では、こんな風にブログを書いて過ごしています。車内は快適と言えば快適ですが、細かい振動が多く、パソコンを打つ身には少し大変です。座席のテーブルではなく、膝の上に置いて打ち込むことで何とか書けています。日本の電車・バスはやはり優秀です。振動が少なく快適です、

◇写真はアムトラックの中の様子。電源をとるアウトレットがあり、WiFiも完備しています。

ニューヨークで見た景色‐3

◇街を歩いていたら、鳴り物とシュプレヒコールが響いてきて、たまたまデモ隊に遭遇しました。どこからともなく人が集まってきて、あっという間に膨れ上がったという感じです。踊る阿呆に見る阿呆、同じ阿呆なら踊らにゃ損損・・・といった、お祭りに近いノリでした。

ニューヨークで見た景色‐2

◇日曜日のユニオンスクエアパークは、フリーマーケットで賑わっていました。写真のパフォーマーは演奏の腕前は大したことなかったけれど、ピアノの足にタイアをつけて台車にしてしまっているというアイデアが素敵です。

ニューヨークで見た景色‐1

◇今NYに来ています。

◇この男の人は、9・11メモリアルの壁を拭きながら、「あの日」がいかに凄惨なものであったかについて、記憶を風化させないように、語り部として生きています。かつてWTCがまだあった時の写真や崩壊した直後の写真などを見せながら、道行く人に熱く、語り聞かせています。

海外在住日本人と中国人の違い

◇海外出張に行って改めて感じたのは、中国人は個人としてお金を持っていることです。会社経営者や商売をしている人がサバイバルしています。それに対して、日本人の場合は、お金を持っているのは会社で、個人はその恩恵に浴しているに過ぎない場合が多いのです。

◇日本の駐在員はよい住宅に暮らし、子供によい教育機会を与え、会社が貸与している自家用車に乗っていたりしますが、それらは自分の財産ではありません。会社に所属することによってもたらされているベネフィットに過ぎないのです。

◇会社に依存せず自分の力で生きようとする現地の日本人は、いわゆる「現地採用」という枠の中で、能力とは関係のない給与体系の中に封じ込められています。国内の就職ランキング等でも、大企業の人気がますます高まっていて、能力のある若者が安定志向が進んでいます。(大学3年生に、就活についての取材をした記事を書いたのでこちらもご参照ください。→就活の功罪

◇中国が何でも良いわけではなく、格差社会を礼賛するわけでもないですが、個人の原動力が企業の論理に絡み取られているのが日本の問題点ではないかと感じます。首都圏の満員の通勤電車に耐えられる能力は、企業の中でサバイバルする能力とどこか重なって見えてしまいます。

シンガポール出張で見た景色

◇シンガポールには、10年ほど前に住んでいました。見慣れた景色で気が緩んだのか、1枚も写真を撮らないで帰ってきてしまいました。もっとも、写真を撮るような観光地にはまったく行かず、懐かしい食べ物を味わい、なじみの場所に顔を出しただけですが・・・。

◇オイスターオムレツはKLで食べたので、シンガポールでどうしても食べたかったのがラクサです。知り合いの駐在の方に会員制ゴルフクラブのテラスに連れて行ってもらい、やや高級なラクサを堪能しました。これでシンガポールに来た目的の半分は遂行しました。
◇観光地のクラークキーにあるCrazy Elephantという、かつてよく飲んでいたパブは、まだ存在していました。John Cheeというギタリストが経営し、シンガポールのブルースマン達が出演するパブです。日曜の夜はJam Sessionがあるので、よくギターを弾かせてもらっていたのです。前回の出張から5年ぶりくらいですが、John Cheeと、ハモニカのKelvinは、私を覚えてくれていました。苗字が有名なMotor Cycle ブランドと同じなので、覚えやすいのです。今回は、駐在して3年ほどというドイツ人ギタリストとスイス人ドラマー、それにKelvinと一緒に20分ほど演奏を楽しみました。国際都市シンガポールならではの雰囲気が感じられて大好きな場所です。