KL 出張で見た景色

◇クアラルンプールには、何度か訪れているのですが、これまで市街観光をしたことがありませんでした(ホリディでマレーシアに来るのであれば、ふつうはKLよりもリゾートの島を選びますね)。

◇2007年にできたらしい、ブランドショップばかりが集まっているパビリオンというショッピングセンターを覗いてきました。丁度旧正月に時期だったため、飾りつけも派手。パビリオンの中のショップは中国経済に引きづられてずいぶん景気が良さそうです。

◇また、現地で長年暮らしている知り合いに、観光客では見つけられないフードコートに連れていってもらいました。オイスターオムレツとチリクラブ(Crab=蟹です)、ワンタンスープにサテーなどなど。懐かしい味を堪能しました。料金はもちろん・・・・・激安です。

◇高層ビルやブランドショップでは先進国と同様の消費が盛んになっている一方で、ローカルなものはまだまだ安価です。しかし、フードコートで食べることと話を楽しんでいる人たちの表情からは、格差に苦しんでいるというより、多様なライフスタイルの選択肢があるという、一種の豊かさが感じられました。

ロンドン出張で見た景色③

◇ロンドン市街は、自転車が結構走っています。日本でママチャリが歩道を行くのと違って、本格的なウェアに身を包み、ヘルメットを着けて車道を疾走しています。

◇五輪に向け、交通渋滞を緩和するために政府が推進しているらしいです。ロンドンには丘や坂道が少ないことも普及に一役買っているかもしれません。

ロンドン出張で見た景色②

◇ウェストミンスター寺院の中に足を踏み入れると歴史の重みに圧倒されます。

◇入口で音声ガイドを貸していて、たくさんあるチャペルや石碑の一つ一つについて説明が聞けるのは非常にありがたかったです。歴史の知識不足を補ってくれました。

◇知識の必要性に異存はありませんが、知識は、蓄積すること自体が目的なのではなく、想像を羽ばたかせるために大切な道具だなと改めて感じました。

ロンドン出張で見た景色①

◇セント・ポール大聖堂の脇に集団テント。反格差デモのロンドン版です。

◇テントには資本主義への抗議メッセージが書かれています。観光地の大聖堂横に抗議テントとは、なかなかのコントラストですが、大聖堂に抗議しているわけではなく、すぐ近くのロンドン金融街に向かうビジネスマンへのメッセージなのだとか。

◇一種のオブジェとでも言えそうな風景でした。

上海

わずか2泊の強行軍で行って来ました。前回の訪問から6年ほど経っています。明らかに違っているのはまずタクシーのモデル。前回の時は、塗装の光沢が落ちているようなのや、シートがへたっているタクシーが多かった記憶がありますが、今回は新しいモデルにしか乗り合わせませんでした。

対岸に浦東を望む旧租界の海外通り沿いは、ネオンの光が煌々と灯り、節電モードの東京とは対照的です。看板は韓国や中国企業ばかりが目立ちます。

知り合いに連れて行ってもらった和平飯店のジャズ生

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演奏は上海のレトロなイメージを見事なまでに再現していました。決して上手いとは言えない演奏は「まがい物」感にあふれ、最初は粗が気になるのですが、やがてそれは自らの歴史をもコピー商品としてしまう彼らの商業的強かさなのだと気付かされます。かなり高齢なメンバーを取り揃えているのも、過去を決して忘れまいとする民族的矜持の表れなのかと考えると、なんとも味わいのある演奏に感じられ、まんまと魔都の魅力に浸っておりました。

相撲観戦

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知り合いのご好意で枡席から観戦させていただきました。

テレビで観戦するのに慣れているため激しい取り組みの後についスローモーションを期待してしまう自分に気づかされます。

ライブは1回限りだからこそ集中するし、記憶にも刻まれるのですね。

すれ違う力士がつけている鬢つけ油の香りや、テレビには決して映らないであろう、若手力士と若い女性が楽しげに立ち話している姿など、様々なディテールが勝敗以上に印象に残ります。

最後は下町の風情を楽しみながらビールという定番で締めました。