上海

わずか2泊の強行軍で行って来ました。前回の訪問から6年ほど経っています。明らかに違っているのはまずタクシーのモデル。前回の時は、塗装の光沢が落ちているようなのや、シートがへたっているタクシーが多かった記憶がありますが、今回は新しいモデルにしか乗り合わせませんでした。

対岸に浦東を望む旧租界の海外通り沿いは、ネオンの光が煌々と灯り、節電モードの東京とは対照的です。看板は韓国や中国企業ばかりが目立ちます。

知り合いに連れて行ってもらった和平飯店のジャズ生

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演奏は上海のレトロなイメージを見事なまでに再現していました。決して上手いとは言えない演奏は「まがい物」感にあふれ、最初は粗が気になるのですが、やがてそれは自らの歴史をもコピー商品としてしまう彼らの商業的強かさなのだと気付かされます。かなり高齢なメンバーを取り揃えているのも、過去を決して忘れまいとする民族的矜持の表れなのかと考えると、なんとも味わいのある演奏に感じられ、まんまと魔都の魅力に浸っておりました。

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