2016年5月に最終試験を控えるIBDPのJapanese A Self Taughtの受講生は、IOC(Individual Oral Commentary)とIOP(Individual Oral Presentation)が迫ってきました。
IOPの方ではプレゼンテーションの内容を原稿にして練習している人もいるかもしれませんが、本番では原稿を持ち込むことはできません。箇条書き程度のメモをもとに話の内容をまとめる練習をしておく必要があります。
少々たどたどしくても、伝えるべき内容が整理されていることが大切です。特に、オーラルの場合は、ESSAYなどとは違って、聞き手は内容構成を視覚的に確認することができません。内容をあまり入り組んだ構成にしないように配慮するとともに、「ここでのポイントは3つあります」「初めに○○について、その後に△△について触れます」などといったように、話の初めの部分で、伝える内容の構成をあらかじめ提示しておくと、分かりやすいプレゼンテーションになるでしょう。
また、IOCの方では、各ジャンルの5つの質問に対して、それぞれが全く重ならないような答えを準備しなくても大丈夫です。例えば、詩のstructure(構成)について答える内容と、内容を強調している技法について答える内容が、多少重なるのはむしろ自然なことです。ただし、出された問いに対して答えるという心構えは忘れないよう。二つの質問に対する答えが全く同じになるということはありえません。グッドラック!