「ペルセポリス」マルジャン・サトラピ著、 園田 恵子訳

Part1のTranslation(外国文学)でマンガを選ぶ生徒は多い。というか、文字をあまり読みたくないという生徒には、「マウス」か「ペルセポリス」をお勧めしている。マウスについては、以前の投稿でご紹介した。

今回はペルセポリスについてご紹介しよう。

「ペルセポリス」は、イラン国内のフランス式インター校で教育を受けていた女の子が、イスラーム革命以降に起こった身の回りの生活の変化や、母国を離れて暮らしたヨーロッパの生活を描いた作品である。ペルセポリスというのは「ペルシアの都」という意味と「都市を破壊する」という二つの意味があるらしいが、この作品においては、世界遺産のペルセポリスを指しているわけではい。

マンガとはいえ、イラン周辺の中東の現代史が一般庶民からの視点で描かれていて、イスラームについての基本的理解が乏しい私にとって、様々な示唆を与えてくれる作品であった。

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