竹内氏が開校した「YES International School」というフリースクールは、日本語と英語とプログラミング言語を重視するトライリンガル教育を掲げているという。こういう学校が日本の市民によって運営されているということにまず勇気づけられた。
この書籍自体は、フリースクールでの実践を中心としたものではなく、日本の教育がいかに「オワコン」であり、新しい教育を作り出すことが急務であるかということを書いている。文部科学省が「終わって」いるので、それに管理された日本の教育に未来がないことは自明だ。
弊塾GLICCも、同様のコンセプトで運営している。「英語×創造的思考力×ICT」を標榜しているところはトライリンガルに通じるし、偏差値教育に異を唱えているところや、文科省に不信感を抱いているところも似ている。
ともあれ、「偏差値の高い学校に行けば将来幸せが待っている」などという幻想はもう捨てた方が良い。グローバル化が進み、AIが浸透する社会を本当にサバイバルするには、もう学歴では役に立たない。